ポップアート界の旗手、アンディ・ウォーホルが生前に関わった海賊版のシルクスクリーン作品である。1970年代、アメリカの美術業界で一定の評価を受けたウォーホルは、更なるステップとしてヨーロッパ市場を開拓することを目指し、ドイツ人とベルギー人の若者2人らと共にシルクスクリーン作品の販売を計画する。計画は順調に進んでいたが、販売を目前にして、ウォーホルは自身のブランドの希薄化、作品の流通や品質に対するコントロールを失うことを懸念し、計画を中断するよう掛けあう。この出来事がきっかけとなり、若者2人との交渉は決裂し、ウォーホル自身は計画から距離を置くこととなったが、その後2人の手により、オリジナルとはわずかに色の違う無認可のプリント作品が250部制作された。初版の流通後、ウォーホルはSunday B. Morning版への関与を否定するが、オリジナル作品と同等の品質であり、何よりもウォーホル自身の芸術の根幹である、「どこにでもあるイメージを、誰もが制作可能なプリント技法で複製する」という大量生産主義をSunday B. Morningが逆手にとって実現してしまったことからウォーホルが公然と否定できなかった哲学的な意味が含まれた作品である。