ネイネイ・増田由菜 二人展「What Is Cute」

2026.06.05 Fri -06.14 Sun

展覧会名
ネイネイ・増田由菜 二人展「What Is Cute」
会期
2026年06月05日(金) -2026年06月14日(日)
会場
AND COLLECTION Contemporary Art (表参道ヒルズ B2F)
アーティスト
ネイネイ 増田 由菜 

この度、AND COLLECTION Contemporary Artでは、ネイネイ・増田由菜 二人展「What Is Cute」を開催いたします。

本展は、「What Is Cute」という問いを起点に、「カワイイ」という感覚の輪郭をそれぞれの表現を通して再考する試みである。

 

ネイネイは、「グローカル化」の視点から日本発の「カワイイ」文化を歴史的・考現学的に捉え直し、その解体と再構築を通して、越境的な視座から新たな「カワイイ・カルチャー」の可能性を提示する。〈東京少女〉を象徴的モチーフとして、時代や文化とともに変容し続けるイメージをイラストレーションとして展開する。

 
 

増田由菜は、動物との出会いや喪失の記憶を起点に、半具象的な絵画表現と鮮やかな色彩によって、記憶や感情の痕跡を画面に留める制作を行う。消えゆく存在や曖昧な記憶に向き合いながら、それらを絵画として可視化している。

 

異なるバックグラウンドを持つ二人の実践は、「カワイイ」という言葉の意味を拡張し、その曖昧さや多層性をあらためて問い直す場となる。本展タイトル[What Is Cute]は、その問いそのものを空間へと開き、鑑賞者それぞれの解釈へと委ねる。

 

ネイネイのポートレート
ネイネイ

1993年、中国生まれ。多摩美術大学大学院 美術研究科博士後期課程美術専攻修了。「グローカル化」に焦点を当て、日本発の「カワイイ」文化を歴史的・考現学的な視点から研究し、その解体と再構築の可能性を探ることをコンセプトに制作を行う。言語や国境を越え、新たな「カワイイ・カルチャー」の表現と発信に取り組んでいる。代表的なモチーフである〈東京少女〉は、作家自身の理想像でもある架空の抽象的な少女像であり、原宿の街角から世界各地へと広がりながら、時代や文化と共に変容し続ける存在として描かれる。制作では、「越境的イラストレーション表現」の視点を軸に、浮世絵やマンガ表現とも関わる「引目鉤鼻」の人物描法を取り入れ、現代に生きる少女像を独自の様式として再構築している。少女という存在が持つ繊細さや危うさ、柔軟さ、偏り、そして時に残酷さを含んだ複雑な感覚を画面に映し出し、〈東京少女〉として表現している。近年は、絵画としての構成、色彩、ブラッシュストローク、線の強度にも重点を置き、生命感を伴う現代的な少女像を追求している。アニメーションやブックデザイン分野でも受賞歴を持ち、「越境的イラストレーション表現」を軸に、国内外で個展・グループ展を精力的に開催している。

増田 由菜のポートレート
増田 由菜

1998年、大分県生まれ。九州産業大学大学院 芸術研究科絵画専攻修了。卒業大学時代より本格的に絵画を学び、愛犬とのお別れをきっかけに、動物をモチーフとした半具象の作品制作を始める。作品は、出会った動物たちと過ごした記憶や、その時々に生まれた感情、そして時間の経過とともに薄れていく存在への思いを主題としている。鮮やかな色彩と半具象的な表現によって、記憶の曖昧さや感情の痕跡を画面上に留めるように描いている。喪失の記憶だけでなく、共に過ごした時間への愛情や温度が静かに内包されている。出会った動物たちと過ごした記憶や、その時に自身が感じていたことなど、消えてほしくないものを絵の中に残していくことを軸に制作を行っている。鑑賞者の記憶や感情に静かに寄り添い、作品を通して小さな愛情の感覚が生まれることを願っている。

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