サイトウユウヤ・サワイダイスケ・NEUNOA グループ展「Civitas of Noise」

2026.11.06 Fri -11.15 Sun

展览会名称
サイトウユウヤ・サワイダイスケ・NEUNOA グループ展「Civitas of Noise」
会期
2026年11月06日(金) -2026年11月15日(日)
Corridor Time
11:00-20:00
会场
AND COLLECTION Contemporary Art (表参道ヒルズ B2F)
艺术家
サイトウユウヤ サワイダイスケ NEUNOA 

 

このたび、AND COLLECTION Contemporary Artではサイトウユウヤ、サワイダイスケ、NEUNOAの3名によるグループ展「Civitas of Noise」を開催いたします。

 

「Civitas(キウィタス)」とは、「文明(Civilization)」という概念が生まれる土台となったラテン語であり、「市民が集まった共同体」や「都市国家」を意味する言葉である。

 

私たちが暮らす社会は、長い時間をかけて築かれてきた制度、技術、情報、都市環境によって成り立っている。それらは人々の生活を豊かにする一方で、私たちの行動や思考を形づくり、いつしか「当たり前」のものとして受け入れられている。

 

本展「Civitas of Noise」は、そうした社会の中に生まれる「ノイズ」に着目する。

 

 

サイトウユウヤ|都市のルール(アフォーダンス)からのEscape(逃走)としてのノイズ

私たちが暮らす都市には、建物や道路、公共空間など、さまざまなルール(アフォーダンス)によって規定された空間が存在する。サイトウユウヤは、スケートランプの曲線構造と伝統的な曲げ木技法から生み出された視覚言語「flow-chitecture」を用いて、整然とした都市の風景に流動性と違和感を生み出す。
異なる時代、場所、原因によって都市に刻まれた、傷や汚れ、スプレー跡。サイトウは、これら特定不可能な多様な痕跡を収集し、1つの画面へと編集していく。「描く」のではなく「残す」という意識のもと、作品に立ち現れる「 痕跡同士の共存の姿」。それを都市に漂う「共存によって生まれるノイズ」として表現することで、私たちが無意識に受け入れている「当たり前の見方」を揺さぶり、目の前の都市や生活空間を別の視点へと逃走させるきっかけをつくる。

 

 

 

サワイダイスケ|文明と人類への問いとしてのノイズ

人類が「火」を獲得したことをひとつの起点として、文明がもたらした豊かさと、その発展の過程で生じた歪みを見つめる。人類が自然や環境に働きかけ、文明を拡張し続けてきた歴史を通して、文明そのものと、そこに生きる人間の在り方を問い直す。

 

NEUNOA|情報社会の本質への問いとしてのノイズ

膨大な情報が絶え間なく流通する現代において、私たちが何を見て、何を信じ、何を見落としているのかを問いかける。表層的な情報やステレオタイプによって複雑な事象が単純化され、本質を捉えることが難しくなる状況への違和感から、情報社会における「見ること」「知ること」の本質を探る。


 

3名の作品に共通するのは、それぞれの視点から既存の社会や価値観に生じる「ずれ」や「違和感」に目を向けていることである。都市、情報、文明という異なる領域から生まれたそれぞれの「ノイズ」が一つの空間に交差することで、既存の秩序や価値観に新たな揺らぎが生まれる。

 

「ノイズ」は単なる混乱ではない。それは、ひとつの価値観や決められた枠組みにとらわれず、別の見方や可能性を生み出すきっかけでもある。

 

社会という共同体の中で、与えられたルールや価値観を受け入れるだけでなく、自らの視点から違和感を見つけ、問いを持つこと。その小さな「ノイズ」が、社会を見つめ直し、新たな可能性を生み出す力となる。

 

ぜひ会場にて、3名が生み出すノイズが交差する空間に触れ、新たな視点や問いをご体感ください。

 

サイトウユウヤのポートレート
サイトウユウヤ

1982年、宮城県生まれ。現在、ニューヨーク・ブルックリンにSaito Studioを構えて活動中。米国セントラル・オクラホマ大学卒業後、ストリートカルチャーの影響を背景に、彫刻・建築・都市文化の交点を探求している。高度な曲げ木技法を活用し、「flow(流れ)」と「architecture(構造)」をあわせ持つ独自の視覚言語「flow-chitecture(フローキテクチャ)」を核に、直線的で硬直した都市環境に曲線フォルムを導入することで、規定された都市のルールを解体しようと試みている。また、各都市に実際に残っている傷や汚れ、ヒビの跡を収集し、それらを時代や場所、原因の異なる「都市の痕跡」として1つの画面に同居させることで、高度に管理された現代都市における共存について提示している。近年はNYCEDC(ニューヨーク市経済開発公社)による歴史的建造物「ブルックリン・アーミー・ターミナル」でのパブリックアートや、三井不動産(東京)のコミッションを手掛けるほか、自らのコンセプトをスタジオ内での制作にとどめず、実際の都市環境へ社会的に実装し続けており、日本、アメリカ、アジア各国で精力的に作品を発表している。

サワイダイスケのポートレート
サワイダイスケ

1983年秋田県生まれ。2006年駒澤大学法学部政治学科卒業。人と文明の関係性を制作の中心に据え、人類史における火を「connector」として再解釈した作品を発表している。幼少期から蓄積されたスケートボードの身体的経験とその文化が内包する火の象徴性を起点として、人類が拡張し続ける文明への違和感の中で浮かび上がる人類の在り方への問いと、希望のかたちを、作品制作を通して探究している。

NEUNOAのポートレート
NEUNOA

2021年よりアーティスト活動を開始。「表層に囚われない本質的な価値の追求」をコンセプトに、著名人を題材に、彼らの容姿を大量の絵の具で抽象化し、再解釈した作品を制作。主な展示は寺田アートコンプレックス(個展)、阪急メンズ東京(個展)、銀座蔦屋アトリウム、台北333ギャラリー、ART021上海、ART TAIPEI、アートジャカルタ、アートフェアフィリピンなど。また、アパレルブランド「HARE」や画材ブランド「LIQUITEX」、ドイツのステーショナリーブランド「STAEDTLER」との企業コラボレーションも展開。作品コンセプトにフォーカスしてほしいとの想いから、年齢、性別、国籍、素顔は非公開としている。

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