タカハシマホ個展「Remain」

2026.07.24 Fri -08.02 Sun

展覧会名
タカハシマホ個展「Remain」
会期
2026年07月24日(金) -2026年08月02日(日)
会場
AND COLLECTION Contemporary Art (表参道ヒルズ B2F)
アーティスト
タカハシ マホ 

この度、AND COLLECTION Contemporary Artではタカハシマホの個展「Remain」を開催いたします。

 

タカハシマホは、個人の記憶や感情、社会の中で揺れ動く価値のあり方を主題に制作を続けてきた。本展では、近年取り組む《Unfixed Values》シリーズを紹介する。同シリーズは、価値が固定されたものではなく、見る者の経験や時間、社会的な文脈によって変化し続けるものであるという視点から展開されている。

 
 

今回モチーフとなるのは、古くから信仰の場として受け継がれてきた香取神宮の本殿や、境内に育つ杉の木などである。作家にとって幼い頃から身近な存在であったこの場所は、個人的な記憶と、長い歴史を持つ公共的な時間が交差する場でもある。

本シリーズにおいて、建物や樹木は単なる風景としてではなく、記憶、信仰、時間、そして人々のまなざしによって価値を変化させる存在として描かれる。数値化できる価値とは異なる、揺れ動き、更新され続ける価値のあり方を、絵画を通して考察する

 

ぜひ会場にて、タカハシマホが創造する揺れ動く価値のあり方をご体感ください。

タカハシ マホのポートレート
タカハシ マホ

1992年、千葉県香取市生まれ。同地を拠点に活動するアーティスト。旧東大戸保育所を拠点とするStudio ANOKOを運営し、制作活動を行っている。Studio ANOKOは、旧保育所を活用したアーティストスタジオ兼文化拠点として運営されている。タカハシマホは、幼少期の記憶や感情を出発点に、それらが他者や社会とどのように接続していくのかを見つめている。彼女にとって幼少期とは、単なる過去ではなく、まだ何者にも定義されていない時間であり、不安や安心、無垢さや攻撃性の気配、言葉になる前の感覚が混在する領域である。近年の《Bedside Stories》《Children of the Future》《Unfixed Values》では、ベッド、玩具、子ども、植物といった身近なモチーフを通して、個人的な記憶が社会的な価値や時間の感覚へと広がっていく過程が描かれている。記憶も価値も固定されたものではなく、時間や視点、周囲からの影響によって変化し続けるものとして捉えられている。タカハシの絵画は、明確な答えを提示するのではなく、不確かなものを不確かなまま見つめる場である。そこでは、個人の感覚が他者や社会へと開かれ、価値がどのように生成され、変化し、受け渡されていくのかが静かに問われている。

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