このたび、AND COLLECTION Contemporary Artでは、
Pezの日本初個展「 Happiness 」を開催いたします。
私たちの人生には物質的幸福、精神的幸福、多様な幸せの価値が存在し、常に人は自分の心を良好保ち、幸せであり続けたいと願っている。
Pezが描く新奇で愛らしい笑顔を放つスマイリングフィッシュは人々が願う喜びや幸せを表現した象徴的なキャラクターであり、ポジティブな言葉と内面から湧き上がるような魅力を放ち鑑賞者の心を高揚させる力を持っている。
スペインのバルセロナに生まれ、幼少期から街中の壁に描かれるグラフィティやロゴアートに影響を受け、1999年に本格的にアーティストとして活動を始める。作中のキャッチフレーズでもある“Smiling Since 1999”は彼の芸術を端的に表現している。アート制作を通じて街中の壁を彩り、人々の心に「笑顔」という世界の共通言語を伝播することを目標に活動してきた。これまでに数多くの国を渡り歩き、多様な歴史・文化・人種が交差する世界へと旅を続けてきたからこそ、笑顔は万国共通であり、幸せを生み出す原点であることを私たちに伝えている。
何よりもPezにとって人々の笑顔こそが創作活動の原動力となり、絵を描くことこそが最大の幸せな瞬間なのである。
この数年間で世界中に生活環境の変化が起こり、“幸せ”の価値を考えさせられる転換期を迎えたと言える。Pezの生み出す作品は、カラフルに散りばめられたポップで独創的なグラフィティと一目みると思わず笑みがこぼれるスマイリングフィッシュたちが創り出す戯けた喜びの空想世界であり、活気と希望に満ち溢れ、見る者の心を刺激する。
スマイリングフィッシュは作中で重なりあっていたり、非現実的な構造体でありつつも鮮明で幾何学的な輪郭で互いに密接に繋がりあっている。
時代の変化に伴い、社会の価値観も変化する中で、人との繋がりやコミュニティは笑顔が生まれるきっかけとなり、より良い未来を作る重要な基盤であることを表している。
人間であるならば、誰もが完璧ではなく不完全であることを互いに受容しながら共存していく。
そして、これからの人生において、自身の基本的な価値観を理解し、よりポジティブな感情を培い、楽観的な心のバランスを手に入れ、新たな可能性と持続的な幸せを広げていくことの肝要さを伝えている。



